久々に新作ロボットを作りました。
「メカトロチャンク」と言います。
▼2017/12/09 期間限定でレジンキット通販中です▼
(完売につき、現在は販売しておりません)
2011年にメカトロウィーゴを発表して以来、
6年ぶりの完全新型です。
かなり四角いし、太っちょです。
1体目はこんな色で塗りました。
お腹のハッチが開きます。
帯部分の色を変えるだけでも楽しいかなと。
全く別の色でもいずれ塗ってみるつもりです。
このロボット、ある企画用にデザインしていたのですが、
その企画が潰れてしまった為、
自分の物として一気に仕上げたという次第です。
こういった経緯からもチャンクには
「チューブ1号」や「メカトロウィーゴ」とのデザイン的共通性がありません。
ですが、むやみにブランド増やしても分かりづらくなるだけなので
同じ「メカトロ中部」製のメカトロボットという設定にしました。
『建機メーカーからの依頼で作業用メカトロボットとして作られた』
という設定に決定です。
2017/1/30。
打ち合わせの席上で大まかなフォルムを考えました(画像左)。
帰宅後、もう少し線を増やしたのが右。
それを元に、提案用にざっくり用意したのがこちら。
ここで企画が止まりました。
これを下絵にし、3Dモデリングしながら
デザインを詰めていきました。
特徴的な要素は同じですが、バランスは大きく変わりました。
ラフ絵からのバランス変更の理由は色々ありますが、
「好み」以外の要素として、
「市販関節パーツの使用」
「量産を考慮してパーツ数を少なくしたい」
など、立体ならでは要素も大きいです。
モデリングは仕事の合間に作業を進めました。
3/14スタート、5/2にはデザイン的にほぼ完成していました。
左が1日目。右が2日目(一見、ほぼ出来てる 笑)。
データの保存日を見ると、作業日数的には11日程の様です。
その後出力して修正必要な箇所はちょこちょこ調整を。
出力は自宅の3Dプリンター(Qholia)をメインに、
細かいパーツのみ外注して原型を製作。
量産はRCベルグさんにお願いしました。
量産品はレジンキットとして2017/07/30開催の
ワンダーフェスティバル会場にて153個販売。
White と Gray の2色。各6.000円で販売しました。(完売)
また、2017/08/11からビームスオンラインショップにて
同キットを販売して頂きました。
(完売につき、現在は販売しておりません)
合わせて、トーキョーカルチャートbyビームスさんに
「メカトロチャンクTシャツ」を製作、販売して頂いております。
こちらの商品は新宿の BEAMS JAPAN 4Fと、
原宿の TOKYO CULTUART by BEAMS 店舗でも販売中です。
(期間限定での販売になると思いますのでお早めに是非!)
久々に業者さんにお願いしてレジンキットを作ったので、
しばらくの間は再販や追加パーツなどを製作し、
イベント販売メインでやっていこうかなと考えています。
キットの仕様などは
こちらのモデリズムブログ記事をご参照下さい。
沢山の方に受け入れて頂いた
「メカトロウィーゴ」とは全く違うデザインなので、
果たしてどれくらいの方に購入して頂けるものか。。とかなり不安でした。
メーカーから発売されているウィーゴは
レジンキットに比べると遥かに安価で販売されていますし。
(35ウィーゴのガレージキットは5000円でした)
一度そういった製品に触れた方々に
高額なレジンキットを購入して頂けるのか?と。
結果的に用意したキットは早々に完売し、
オリジナル造形を続けるにあたり、とても勇気づけられました。
本当に感謝しております。
チャンクの展開や他のロボットも色々考えています。
これからもメカトロウィーゴ共々、よろしくお願いします。
モデリズム / 小林和史 Moderhythm / Kazushi Kobayashi
( Overseas sales are not currently done. Sorry. )