モデリズムのはてな

モデリズム・オリジナル企画の解説ページです。「メカトロウィーゴ」他、オリジナルロボットを作っています。

番外編/時短プラモ「オリジンガンダムを作る」

 

・はじめに

このブログは「メカトロウィーゴ」など モデリズムの創作物に関する記事を書く場所なんですが、 今回は番外編としてガンプラを作ってみました。

  

プラモデルは基本的に枠状の「ランナー」と呼ばれている枠に「パーツ」が配置されていて、それをニッパーで切り離して組み立てる物です。

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パーツを切り離すと「ゲート跡」と呼ばれる切断面が現れます。

これをヤスリで磨いて平滑にします。パーツが多い程時間もかかる面倒な作業です。

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パーツ分割の都合で、設定には無い「合わせ目」が出来る箇所もあります。

こういった箇所を消すには、接着剤でパーツを貼り合わせ、乾燥後にヤスリで磨いて平滑にする必要があります。これまたとても面倒です。

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僕は小5くらいからずっとプラモ作っています。模型誌に掲載されていた作品に憧れ、次第に色々な技法を習得してきましたが、いつの間にかこれらの作業は模型を作る上で「必然」となっていました。自分の中で。

  

でもね、とにかく時間がかかる。

まずプラモを仮の状態で組み立ててみる(仮組みという)。各所の確認をした上で一度分解し、接着出来る部分があれば接着する。ゲート跡の処理、合わせ目消しをする。パーツを洗う。沢山あるパーツに持ち手(塗装時に持つ部分)を付ける。そしてようやく塗装をする。

たまーの休みに「プラモ作るか」と思っても、一日でパーツを磨き終えるのは結構大変。ウィーゴなんかは何とか出来るけど、ガンプラだと僕は1日じゃ基本的に無理です。すると「続きはまた今度、、」となり

 

箱を閉じる→積む→何年も年を越す

 

となったプラモが一体幾つあるのやら。

振り返ってみると昨年趣味で完成したプラモ(ウィーゴ関連以外)あったっけ?

一昨年は?その前は?え、1年に幾つプラモ買ってるの?

ごめんなさい!(気絶)

 

何年も前からハッキリと気づいていました。

「いつか作る」なんて時間は永久にやって来ないと。

でも今現在割ける時間は限られている。

じゃあ作り方を変えてみよう。

 

ガンプラの場合、僕は真剣に挑んでいた過去があるので、やっぱり個性の出る塗装はしたい。

じゃあ時間のかかる

ヤスリがけを思い切ってやめてみよう。

ランナーのまま塗装して、パーツを切り離して組み上げるのなら、相当早く作れるのではと。

実は小学生の頃に作ったガンプラはこの方法だったんだけど、今は昔よりプラモの出来が格段に良いし、色々誤魔化しの技術もあるから意外と見られる仕上がりになるかもしれない。

 

という訳でモデリズムの時短プラモスタートです。(前置き長っ!)

 

・いきなり塗る(1日目)

今回作るプラモは1/144のオリジンガンダム。君に決めた!

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まずは白部分をガイアノーツの「ウォームホワイト」で塗装。ランナーに付いたままエアブラシで一気に。 ゲート後やパーティングラインをどうするかは組みながら考える作戦です 

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他の色はガイアノーツのメカトロウィーゴカラーを使用。 黄色は「れもん」 赤は「らいとおれんじ」で。  塗ってる時間より乾燥待ちの方が長い。

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 青は「みずいろ」。関節等のフレームにはウィーゴカラーの「あっしゅ」(画像のラベルは市販品と違います)。武器やランドセルはバーチャロンカラーの「マーズライトグレー」。

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製作を思い立った日の午後から順々に塗り始め、一通り塗り終わったのが5時間後でした。塗り始めて気付いたんですが、こちらの画像右側の様に予めランナーのゲートを最小限にカットしとけば良かったなと。次からそうします。

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塗り終わったら一晩しっかり乾燥させます。

 

・組み立てる(2日目)

よく切れるニッパーと新品の刃を付けたカッターを用意して、ゲート跡がなるべく残らない様にランナーからパーツを切り離します。 

パーツ切り出す際はまず余裕持ってランナーを多めにカット。それからパーツの際を切る様にしないと、高確率で塗面を痛めます。痛めました。

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このプラモはパーツの合いがタイトなので(製品精度が高いので本来良い事です)塗膜の厚みが悪さして綺麗にハマらない部位も幾つかありました。組む際に「キツイかも」と感じたら無理をせず、組み立てピンに付いた塗料をカッターなどで削ぎ落しましょう。

 

一度組み立てたパーツを分解する際にはパーツオープナーを強くお勧めします。

 

カッターの刃などでこじ開けがちですが、間違いなくパーツが傷付いたり変形したりします。刃の厚みと幅があるこの道具を使うと、少ない力でパーツをあまり傷付けずに分解出来ます。定価380円+税。


オデコのひさしのゲート跡は、どうしても気になったのでヤスリをかけました。顔はどうしても目が止まりますからね。

アンテナに製品安全状付いてる余分な突起もカットしてヤスリがけ。

オデコ部分と合わせて再塗装しました。

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股間のV字モールドは塗り分けが必要だったので、マスキングしてエアブラシ塗装します。目の周りの黒は、はみ出しても専用シンナーで拭き取れるエナメル塗料で。黒だとコントラスト強くなり過ぎるのでジャーマングレーで。 

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鼻部分の逆V字モールドや頭側面の黒穴もエナメルで。側面はモールドが浅い部分があるので、出来るだけ四角く見える様に綿棒や筆で形を整えつつ、最後にシンナーを微量含ませたフィニッシュマスターで綺麗に拭き取ります(綿棒より格段に使い勝手が良いので、ここぞという時に使っています)。 

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ここでちょっと寄り道。

セガワのフィニッシュシート の白に各色を塗り、短冊状にカットして切り離したゲート部分に貼ったらどうだろうと試す。 んーー。 思ったより好みじゃ無かったのでボツ!ディティール多いキットで、もっとコントラスト強い色なら、濃いグレーなどにして貼ると良いかも。いずれ使う機会があればやってみます。

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一旦出来た感あるのでパチリ。 キットの箱開けて昨日塗装に5時間。今日は組み立てと細部塗りに7時間の週末塗装プラモ。思ったより満足度高い。これで完成でもいいな。

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・スミ入れする(3日目)

 昨日までの状態もトイっぽくてよかったのですが、今回は自分が真面目に作ってた頃のガンプラに近い雰囲気の物に、時短製作法でどれくらい近づけられるかという実験でもあるので作業を続けます。 

 

スミ入れには油絵具を使います。混色して好みのウォームグレーを作り、無臭ペトロールで薄めながら墨入れします。

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プラモデルにエナメル塗料を使ってスミ入れをするとシンナーの成分でプラが割れる事がありますが、僕は1992年くらいからこの手法で作り続けていて、一度も割れた事が無いのでかなり安全だと思います。

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フレーム部分や武器にはちょい暗く混色してスミ入れ。

1時間半かけて全体にスミ入れをしたら、最初にやった物が割と乾いていたので、ティッシュの乾拭きで余分なはみ出しを拭いました。油絵具は乾燥が激遅いので、 塗面が艶ありなら綿棒やティッシュにペトロールを付けなくても綺麗に取れます。凹みまで拭き取る恐れがある場合はもっと乾燥させてから。翌日でも乾拭きで大丈夫。

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ここまで墨入れ〜乾拭きで2時間でした。

 

面倒で後回しにしてたゲート跡のリタッチをしました。 パレットに塗料を爪楊枝で2滴くらい落とし、リターダー(オレンジ蓋)をちょんと落として攪拌。乾燥を遅くした塗料を薄く塗ればボテっとなりません。

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まあゲート跡は分かるんだけど、ちょっと離れたらもう老眼には見えないのだ。

この作業に1時間半。 

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次にデカールを貼ります。完全に好みで自由に。

ハイキューパーツさんのライトグレーの物をメインにちまちま貼りました。1/100用しか手元に無かったので、文字が読めない小さめの物を選びつつ。僕は極力読める文字サイズの物はガンプラに使いません。数字系以外は。

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考える時間が圧倒的に長く3時間かかりました。デカールは水分が飛ぶまでしっかり乾燥させます。一晩放置。

 

あ、肩のマーキングはキット付属のシールを使用しました。デカールより厚みがあるので段差が目立つ為迷ったのですが。手元に代替えデカール無かったので。

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・クリアコート&組み上げ(4日目)

  ガイアノーツのフラットクリアーを使い、エアブラシでデカールのコートと艶の調整をしました。完全な艶消しより微妙に艶が残る感が好みでこれを使っています。

薄吹きで2回くらい吹いて乾燥。 作業時間は1時間くらい。

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乾燥させてる間に、忘れていたノズルとバズーカ中をメタルカラーのアイアンで筆塗りしました。メタルカラーは塗りやすいし、軽く磨くと金属感出て最高ですが、手など汚れやすいので注意。僕も今回塗装面触って汚してしまいました(艶消し面は要注意です)。

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あとは組み上げて完成!

 

・できました

 

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このプラモの出来がめちゃくちゃ良いとはいえ、

想像してたより見れる!!

かっこいいー!!

 

よく見ればゲート跡分かりますし、綺麗に処理した方がそりゃ見栄えいいですよ。作業上の苦労は報われますから。

でも トータル約20時間 の作業でこれが出来るなら、僕にとって超有効な製作法です。デカ―ル貼らなければ2日でも出来そうかな。いいぞ!

 

ちなみに2016年に模型誌作例様に、まじめに丁寧に時間かけて作った1/100のオリジンガンダムがこちら。

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印象変わんないって言われると複雑な気分になるけど(笑)。

時間対効果としては今回の手法、圧勝じゃないかと。

 

老眼になってから丁寧な細かい作業が本当にキツくて、実はこの1/100作ってる時に

「あ、もう自分が真剣に作るガンプラ、これが最後だな」

って感じていました。

でも家にストック沢山あるし、新製品出たら買ってるし、どうすんだよこれと思いつつ、何か別の製作法を確立したいなと常々考えていて。

自分の作風を変えずに時間をかけない製作法、その中の一つが今回の手法でした。

 

やってみて気づいた事があります。

最初の塗装の所でも書きましたが、

 

◆予めゲートを最小限にカットしておく。

リタッチする箇所が減るので楽になります。エアブラシ吹きやすくもなる。

 

◆単色の武器は予め組んで、面倒じゃなければ合わせ目消してから塗るのが良。

ズバッと一直線に合わせ目が入る物は、見栄えが大きく変わるのでやった方が良かったなと思いました。それほどパーツ多く無いし、組んだ後は砲身に棒差して塗れるから手間が増える感もあまり無いなと。

 

といった感じで、改善点を盛り込みつつこの技法を自分の中で確立させたいので、近日もう一体11/144のガンプラ作ってみます。

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その後1/100に移行予定。大きい模型にはもう一段試したい技法があります。

作業時にはツイッターで #時短プラモ のハッシュタグをつけてツイートしますので、チェックしてみて下さい。そんな頻繁には作れませんが。

 

あ、ガンプラもいいけどウィーゴもね!

ウィーゴはこの技法でもいいですが、パーツ切り離してヤスリがけしてもそんなに時間かからないので従来の方法でも。

というか、僕は基本成形色のままで、ポスカのちょい塗りが大半です。遊びやすいし!

この「モデリズムのはてな」にはウィーゴやチャンクなど、僕のロボットを色んな技法で塗った記事がありますので、目次から是非チェックしてみて下さい。

 

 

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追記

ガンダムmkⅡを作る

 立て続けにもう一体作りました。

ネタはガンダムmk2。194番の「リバイブ」版です。

(↑近年カッコよく作り直された版、と思って頂ければ)

 

前回の経験を活かして合わせ目が目立つ武器パーツは予め接着しました。

その他、例えば下腕なんかは片面だけ切り離し、組み付けた状態にして塗ってみる事に。下腕以外にもスネ側面カバー、肩、アンクルガードも片面だけ切り離して組みたて(後で外すので奥まではめ込まない方が吉)。他、保持出来る最低限までゲートをカットして減らしてます。 その際、ちょっと気になるゲート跡は軽くペーパーかけてみました。 フレームパーツも同様に。

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頭は目立ちそうなので予め切り離してゲート処理しました。合わせ目は面倒なので消しません。 ツノはオリジンガンダム同様に安全上付いてる突起を切除してヤスリがけ。もっとシャープに、とかはやりません。疲れる事はしないのが俺のジャスティス。ここまで1時間半。

 

今回本体のブルーと黒に初めて純正ガンダムカラーを使ってみました。

その他の色も全部いわゆる瓶生のまま。作業時間2時間10分くらいで全パーツ塗り終わり。

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目の周りの黒を塗りつつ2時間くらいで組み上げ。 

更に2時間かけてスミ入れ。今回使ったクレオスの色が半ツヤの為、スミ入れの際にはみ出した部分が落ちなくなるのを恐れ、一気に拭き取りまで。

ゲート跡のレタッチを30分。 その後キットの「03」シールを貼る。水を付けてから貼ると位置調整出来て良いです。他、市販デカール貼りを2時間半。

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しっかりデカールを乾燥させた後フラットクリアーでデカールコート。持ち手付ける準備含めて1時間半くらい。 

乾燥後、武器のスミ入れと最終組み上げなどに1時間。

と、駆け足ですが今回は箱を開けてからトータルで16時間でした。

 

・mk2完成

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オリジンガンダム同様、両手に武器を持たせているのは、気になる手首の造型が見えなくなるからです。バズーカってあんまカッコよく持てないので本当は持たせたくないんだけど。

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目やセンサー類はキットのシール。キラッとしてカッコいいです。以前はこういうシールは使わなかったんですが、効果的に使われている作品をツイッターで見て良いな~と。勉強になります!

シールの周囲の面をエナメル塗料のジャーマングレーや黒などの濃い色を塗っておくと馴染みが良くなると思います(締まって見える)。

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背面は味気ないですね。ノズル内側赤くすれば良かった。これも好みで昔から避けてた部分なのですが次は塗ってみよう。

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我が最愛のカミーユ最初の乗機、黒いガンダム3号機を人生初完成出来ました。

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先日のオリジンガンダムとの対比。

色味全然違う 笑。

ちなみにオリジンの赤部分と、mk2の黄色部分は同じ色です。面白いでしょ。

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ではでは。

模型は時に真剣に。時にお気楽に。

自分が楽しめる作り方で~。

 

 

メカトロTP レジンキットのつくりかた

メカトロ中部の新しいロボット

「メカトロTP」(ティーピー)です。

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2019夏ワンフェス直前に思いつき、

CGモデリング→出力→塗装まで3日で仕上げたロボット。

 

これを量産出来るよう各所形状を見直し、2019/11/16のデザインフェスタで販売しました。

レジンキットの価格は4000円です。

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元々最初の販売は通販で考えていたので、近日アナウンスも出来ると思います。

 

キット内容は

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・3色のレジンパーツが16個

・組立に使うネオジム磁石が12個

(製品ではレジンパーツの袋に封入)

・2つ折り4面カラーの組立説明書。

・パッケージ絵(実はシールです!)

 

説明書では

・レジンパーツの洗浄方法

・使用工具の一例

を掲載していますが、ここではもう少し細かく説明していきます。

細かく書くことで記事が長くなり、かえって難しく見えてしまう弊害もあるのですが、、、(苦笑)。

 

・レジンパーツの洗浄

レジンキットは量産時に「離型剤」と呼ばれる油の様な物が使われています。

その為触ると少し油分を感じますし、塗料や接着剤を弾いてしまいます。

 

この離形剤を落とす為には専用のクリーナーや色々な方法があるのですが、ここでは比較的身近な物を使います。

 

100均で安いボールなどを用意し(*食用には使わないこと)油がよく落ちそうなキッチンクリーナーを全面にかけます。

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5分くらいおいてから、熱々のお湯を注いで5分くらい放置。

掃除洗濯もお湯を使う方が油汚れ落ちますしね。

(時間に関しては何となくで、あまり根拠はありません。)

 

パーツを取り出し、台所用クレンザーを不要になった歯ブラシなどにつけゴシゴシと。

最後に綺麗にお湯ですすいで下さい。

これで離型剤は落ちている、といいな!

(離型剤、しつこいんです)

 

・パーツの切り出しと仕上げ

まずニッパーでおおまかに不要な部分をカットします。

(例・リスト④のパーツ)

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 説明書で不要な箇所は図示していますが、パーツをぐるりと見回した際に、明らかに変なところに突起があれば、大体それが不要な部分です。

カッターだけでもそれほど苦労無く作業できますが、ニッパーがあるとより楽です。

 

その後カッターで丁寧に表面をこそぎ取り、ヤスリ面を整えると綺麗に仕上がります。

おすすめはWAVEさんの「ヤスリスティック」シリーズですが、模型店など近くにない場合は100均のネイル用品コーナーでそれっぽいものを買って試してみて下さい。

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 ヤスリは荒い物から細かい物へ段階的に使用すると、どんどん滑らかになります。

こういうスティック状の物は便利ですが、普通の紙やすり(タミヤ/フィニッシングペーパーなど)の400番→600番→1000番と使用するのもオススメです。

 

僕は普段から模型を作るので、取り扱い店によく行きますし、応援の意味でも極力模型関連メーカーの商品を使うようにしていますが、「このキットだけ作りたい」といった方はコスト優先で道具を選んで頂いて大丈夫だと思います。

「これじゃなきゃ出来ない」って事はあまり無いです。ただ専門用具は使いやすい物も多いです。

 

他のパーツも同様に面を整えて下さい。

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色々書いていますが、カッターだけでさっと均すだけでもTPは結構作れます。

 

・磁石の扱いと組み立て

このキットにはネオジム磁石という強力な磁石が付属しています。

これは可動部の緩み対策と、他カラーとのパーツ交換が簡単に出来る様にしたかったからです。 

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その為、説明図が少し複雑に感じられるかもしれません。

磁石を使わずに接着して組み上げる事も可能ですので、お好みで選択して下さい。

 

磁石にはN極S極があります。小さい頃習いましたね。懐かしい!

向きを間違うとパーツが反発してくっつかなくなるので、そこだけ注意して下さい。

 

間違えないように、まず片面にマジック等で色を付けておくのも良いです。

(注・画像では全面塗っていますが、接着剤で溶け出すので、ちょんと印付けるくらいが良いです)

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予め凹みに瞬間接着剤をほんの少し付けて磁石をはめ込むか、磁石をはめ込んだ後、隙間に接着剤を流し込んで下さい。

はみ出した接着剤はさっと綿棒などで拭き取って下さい。

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 くれぐれもNS極の向きに注意してね!

磁石の取り付け時は、ナイフや細い金属棒に磁石を付けてパーツに組むと良いです。

太い金属やピンセットを使うと磁力のせいで剥がれづらくて難しくなります。


レジンパーツは量産時に少し収縮するので、磁石を取り付ける穴が少し浅くなっている部分があるかもしれません。

予め3mmのピンバイス(ドリル)で少し穴を深くして頂くと安全ですが、はみ出した場合はヤスリで磁石を削る事も可能です。

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材質的にプラモデル程精度が出せないので、個体差出てしまう所です。

すみません。

 

こんな感じで向きに注意して(しつこいですが!)磁石を組み込んで下さい。

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口元に付く白いパーツには表裏があります。

固定には凹みに瞬間接着剤や木工用ボンド等をほんの少量付け、パーツをはめ込んで頂ければ安心です(接着剤無しでもそれなりには保持出来ると思います)。

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 上画像の白いパーツが付いている棒状の部分は、胴体の接合に使用します。

 

下画像の様に差し込み、適当な長さにカットして組み合わせて下さい。

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・その他 ポイント

レジンキットは業者さんで量産されていますが、手作業ですのでどうしても個体差が出てしまいます。

 

少しパーツが曲がっている事がありますが、熱いお湯に漬けて頂くと簡単に修正出来ますので、お手数ですがよろしくお願いします。

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そしてレジンキットにはどうしても「気泡」が入ってしまう事があります。

検品時に気泡が多い物は除外していますが「ゼロ」にする事は難しいです。

 

ここでは大きめの気泡が入ったパーツの修正方法を紹介します。

塗装をする場合はパテ等、使いやすいマテリアルを使用頂ければ大丈夫ですが、カラーレジンを活かして作る際には、パーツに付いている不要な「ゲート」部分を利用して下さい。

画像の様な手順で修正をお願いします。

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完全に修正部分が分からなくするのは難しいですが、同じ色なので目立ち難くなると思います。

 

 あとは各パーツをバチンバチンと磁石でくっつけながら組み上げればOK!

 

・細部の塗装

メカトロTPはそのまま組むだけでカラフルな仕上がりになりますが、目と口部分や、体の長方形モールドを塗ることで更にかわいくなります。

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マッキーなどの極細ペンで描くのも良いと思いますが、僕はつや消しが好きなのでポスカをよく使っています。

上画像のTP本体にある長方形部分、黄色と水色はボスカの極細で直接。

目はポスカ極細の黒で。

 

極細と言ってもペン先は結構太いので、目などは絶対にはみ出します。

僕はペンのまま大胆に塗り、はみ出しを拭き取ったり削り取っています。

拭き取りにはアルコール(模型店にあるタミヤアクリル溶剤が少量で買いやすいです)を綿棒や筆先につけて使います。

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(水を含ませた綿棒でも落とせなくは無いです。台所洗剤を水で薄めて使うと更に落ちやすくなると思いますが、アクリル溶剤ほどは落ちない印象です)

 

量産時にレジン表面が細かな梨地になっている事が多いのですが、そういった所にはインクが染み込んで綺麗に拭き取れない場合があります。

そんな時はパーツの仕上げに使ったヤスリを使って磨いて下さい。

口元などピンポイントな箇所はカッターの刃で削り取ると良いでしょう。

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といった感じで完成です!

メカトロメイトとのサイズ比はこんな感じ。

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TPは頭部と足の付根、センターのタイヤが可動します。

3輪走行モードから、足を前後接合しての2足歩行モードに変形(?)します。

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頭の角度を変える事で口の見え方が変わる簡単なギミックですが、表情が生まれます。

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僕のオリジナルロボット5体目。

メカトロメイトに続き、シンプルながらまた違ったかわいいロボが出来ました。

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通販、ワンフェスでの販売などしばらく続けるつもりですので、よろしくお願いします。

最新情報は https://twitter.com/kobax27 こちらをチェックして下さい。

 

モデリズム/小林和史 Moderhythm / Kazushi Kobayashi

2019/11/19 記

 

メカトロウィーゴがアニメになりました。

2019年3月9日。

池袋HUMAXシアターにて

あにめたまご2019」上映会がありました。

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若手アニメーターの成長支援という目的で、毎年4つのプロダクションがオリジナルアニメーションを製作する企画。

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この中の一本を、メカトロウィーゴを題材にして「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」などの作品でお馴染みのWIT STUDIOに製作して頂いたのが

 

「Hello WeGo!」(ハローウィーゴ)です。

 

 

 上映日より前に試写会のお誘いも頂いたのですが、どうせならお客さん(事前公募抽選に当選された方々)と一緒に最初の一回目を見たいと、この日まで完成版を見ないでいました。

 

到着した会場はとても広かったです。

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  • そして、見た。

上映直前。

 流石にちょっと緊張はしてきましたが(登壇など何も無いのに)、脚本は早い段階で読んでいたし、アフレコにも立ち会わせて頂いたので(この時点では音楽や効果音はありませんでしたが、絵は出来上がっていました)、感動は勿論するだろうけど、そのレベルを何となく自分の中で想像をしていました。

 

上映開始。

 

5秒で目頭が熱くなりました。

 

あれ、、ウィーゴ歩いてるだけなんだけど涙が、、。

 

泣いてる。ずっと泣いてるぞ俺、、。

 

左から右から涙が止まりません!

 

ハローウィーゴ上映終了後、次の作品の制作スタッフが壇上で話をしているのに、まだ涙が止まりません。終わってから15分くらい涙拭いてたと思います。

 

 

「え?そんなに泣かせる話なの??」

いや、そういう訳じゃ無いと思うんです(いや、良い話ですけど!)。

だから自分でもびっくりしたんですよね。

 

【絵を見る→脳が話を理解する→感情が動く】

 

が通常の過程だとすると

 

【絵を見る→感情が動く】

 

と、そこで何が描かれているかを理解するプロセスを飛び越えて、感情が先に動かされ、ただただ涙が溢れてきたという。体が震えるとかジーンとするとかより先なんです、涙が。

 

こういう体験は今までの人生で初めての事でした。

自分が作ったロボットが、多くの人の力でアニメーションになった。

それは想像を遥かに超えた感動を僕に与えてくれました。

 

(株)千値練から完成品トイとして発売された時。

(株)ハセガワからプラモデルが発売された時。

どちらも勿論とても嬉しかったです。

語弊があるかもしれませんが、「アニメ化が最大の目標」だった訳では無く、玩具化もアニメ化も夢の様に考えていた遠い希望でした。

なのに、今回の感情の動かされ方は何なのか。

 

そこに「アニメーション」という媒体の力を感じました。

 

一枚の絵だけでも感情は動かされます。立体も同様です。

でもそれが動く。音を出す。人物が会話し、そこにドラマが生まれる。

子供の頃から毎日の様に触れていたこの文化の構造を、あまり考えた事がありませんでした。今まで仕事としても何本か関わってきたのに。

自分が生み出したメカトロウィーゴを映像にして頂いた事で、ようやく、鈍感にもほどがあるのですが、

「アニメーションは、とてつもない力を持った結合体」

なのだと今更ながら強烈に気づいたのでした。遅い!

  

こんな事書いてしまったら、これから見る方の期待値が爆上がってしまいそうですが、どうかゆるやかーにご覧下さい。田舎町の平和なお話です。

ロボット歩いてるだけで泣くなんて僕だけです。

いやでもなー、それだけの描写の中にも優しさが溢れているんだよなー。

ガレージキット発売時から長年僕の活動を支えてきてくれた方々は、ひょっとしたら同じように感じてくれるかもしれません笑。

 

  • 今回のアニメ製作

僕は企画初期段階にウィーゴの説明や資料提供、シナリオ決定までの打ち合わせに同席させて頂いたのみです。

製作途中で一度「若手アニメーター育成」という「あにめたまご」の主役でもあるスタッフの皆さんを紹介して頂き、食事をご一緒させて頂いたのですが、アニメーターの中に男性はお一人で他は皆女性という!

 

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プロデューサーの岡田麻衣子さん、キャラクターデザイン&作画監督柴田由香さん、他のスタッフさん、とにかく女性が多い。

そういった事も影響してか、とても明るく楽しげな現場に見えました。

(勿論、実作業では大変な場面もあったのではと想像しますが)

上映会や打ち上げ時の様子を見ていても、ほんと朗らかな方が多く、遠目で見てるだけでも笑顔になりました。

そういったスタッフの皆さんのお陰で、暖かい作品が出来上がった様に思います。それが本当に嬉しい。

 

今回アフレコにも立ち会わせて頂きました。

キャストはこちら。

 

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豪華です!!

 

考えてみれば当たり前なのですが、誰かがセリフを言っている時に声や物音を立ててはいけないでしょうし、何より皆さん真剣勝負ですから、収録時は終始ピリッとした空気を感じました。

そしてメインキャラクター、サブキャラクター、セリフの長短に関係なく、皆さんの演技一つ一つに感動させられました。プロってやっぱり凄いです。

 

収録後は空気も柔らかくなり、最後に集合写真を撮って頂きました。

記念写真をWITさんがツイッターでUPされています。嬉しい!

 

 

  • スタッフの方々に感謝

上映後にあにめたまご関係者打ち上げにも参加させて頂きました。

終了間際に頂いた物は、、

 

アフレコ時に監督を初めとした主要キャスト皆さんのサイン入り台本!

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中には記念写真が、、!!

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泣きますわ。。

 

この記事を書いてる途中で、益山亮司監督から写真が届きました。

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2016年3月30日の写真とのこと(自分若い、、!!)

 

この日初めて益山さんとお会いしました。

机の上を見て頂ければ少し想像が付くと思いますが、事前にメールでやり取りをしていたとは言え、初回からびっくりする程具体的なストーリー提案を頂いたと記憶しています。

(既に柴田由香さんによるキャラ案までありました)

僕が説明する前からウィーゴに関して色々調べて頂いていて、最初から信頼感がとても強かったです。

益山さんの熱意が無ければウィーゴのアニメ化は実現出来なかったと言い切れます。

 

そして色々な経緯を経て、最終的に製作を決断して頂いたのがWIT STUDIOさん。

先に書いた様に、素晴らしい方々に製作して頂きました。

 

脚本の益山貴司(劇団子供鉅人)さんとの打ち合わせは、益山監督、キャラデザの柴田さん、プロデューサーの岡田さん、WIT代表の和田丈嗣さんを交えて何度も何度も行われました。濃密な体験でした。

 

全員を個別にご紹介出来ず心苦しいのですが、携わって頂いた全ての方々に心の底から感謝しています。

本当に皆さんに作って頂けて良かった。

有難うございました!!

 

私信みたいな内容は直接やればとも思いましたが、どうしてもここに記しておきたかったのです。

 

  • 今後のハローウィーゴ

早く多くの方に見て頂きたいのですが、今のところANIMAXでの放送が確定(ほぼ)という事以外決まっていません。例年「あにめたまご」作品は、それ以外に地上波でも放送事例があるので、今年も何とか実現して頂きたいのですが。あにめたまごの運営さんに期待したいところです。

 

他には、WIT STUDIOさんのイベントでの上映が期待出来るかもしれません。

いずれも「すぐ!」という感じではありませんが、どうか気長にお待ちいただければと思います。イベント上映の機会があればグッズなども用意したいです。

 

益山亮司監督と、WIT STUDIOのプロデューサー岡田麻衣子さんへのインタビュー記事がこちらに掲載されています。

animeanime.jp

今後の展開(希望)に関しても少し書かれています!実現しますように!

 

次なる目標達成の為にも、皆さん、まだまだメカトロウィーゴの応援よろしくお願いいたします! 

 

モデリズム / 小林和史 Moderhythm / Kazushi Kobayashi

 

 

 

メカトロチャンクを缶スプレーで塗る

セガワ製プラモデル発売中です!

「メカトロチャンク」

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チャンクはウィーゴよりパーツ分割が多いデザインです。

例えば写真のピンクのラインを青にしたり、パーツの一部を好きな色に変えることで、自分だけのカラーリングを楽しんで頂ければと思いデザインしました。 

そういった部分塗装ではなく、思い切って全部色を変えたいと思われる方もいらっしゃると思います。

今回は缶スプレーを使ったフル塗装例を紹介します。

ただし、「極力少ない材料で」 という内容にはなっていません。色々使います。

初心者の方に向けた内容に振り切っていないので、中途半端な記事になっていると思います。

じゃあどういう手法なのか?と問われれば

「僕が一番気楽に全塗装出来る方法」

と言った感じでしょうか。

参考になりそうな部分だけお試し頂ければと思います。

 

色を決める為に模型屋さんに行こう!

お店にはたくさん塗料が売られています。

頭で考えるのもいいですが、実際に使う塗料を見てダイレクトに色を決めるのも楽しいです。

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今回はこの2色を選びました。

タミヤの「灰緑色」と「ライトグレイ」。

メインの色を決めてから、それに合いそうなサブの色を物色。2本買って1000円でお釣りがきました。

 

買った2色をベースに、配色を考えます。

「マイメカトロチャンク」というアプリを使いました。


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買った色以外に、黒ラインと蛍光イエローを入れる事にしました。

お店で細部の色まで考えて購入してもいいですが、一度に決めるのはなかなか難しいと思うので、アクセントカラーは所有色から考えるのも良いと思います。

面積少ない部分は筆塗りでもポスカでもいいし。

 

塗ってみよう!

パーツを切り離した箇所は、紙やすり等で磨いています。

塗装前に必ず中性洗剤+歯ブラシで洗い、よく乾燥させ、塗装用の持ち手を使ってこの様に。

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今回選んだサイズ(100ml)の缶スプレーは、吹き方次第であっという間に使い切ってしまいます。

パーツをバラバラのまま塗ると1缶で足りなくなるので、同色で塗るパーツをなるべく一体化させて塗ります(吹きづらくならない範囲で)

 

塗装前に缶スプレーをお湯で温めて、内圧を高めるとキレイに吹けます。

直火にかけないように!缶が熱くなり過ぎないように注意を(自己責任でお願いします)

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1層目はこれくらい。シュッシュッと素早くスプレーを動かして薄く塗っていきます。

一度に同じ箇所に何度も吹くと塗料が垂れます。

1面1回吹いたら乾燥させ、塗り重ねます。

埃が付いたら乾燥後に細かめのヤスリで軽く擦って除去。

WAVEのヤスリスティック・フィニッシュ便利です。

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乾燥させながら灰緑色を3回塗り重ねました。

100ml缶でこのパーツ数だと4回塗りがギリだと思います。

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ライトグレイも同様にスプレー。(手前のパーツ群)

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ここでしばらく乾燥させますが、もし模型塗装を長く続けられる方には食器乾燥機の購入もおすすめです。

温風の出ないタイプを。

塗料の乾燥以外にも、洗浄後のパーツ乾燥にも使えるし、何より塗装前後のホコリ避けに有効です。

 

食器乾燥機使用の場合は半日、自然乾燥の場合は1日は置いてから塗り分けたい部分をマスキングします。

 

今回は頭部側面をマスキングしてライトグレイに。

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 アクセントの蛍光イエローを塗りたい箇所もマスキング。

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今回はこちらのサークルカッターを使用。

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径が合う場合、ハイキューパーツの円形マスキングシールが便利です。


蛍光イエローの下地にはクレオスのホワイトサーフェイサーを使用。

その上に蛍光イエローを吹きます。

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写真だとキレイに見えますが、手持ちの蛍光イエローが使いかけで古かった事もあり、内圧が弱く綺麗に吹けませんでした。

缶スプレーはとにかくよく振って中身を混ぜてから吹き付けましょう。

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黒いラインはクレオスの黒サーフェイサーで。

隠蔽力高く、つや消し仕上げでとても吹きやすいです。

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顔も一緒に黒サフで塗っておきます。

このパーツは完成後に合わせ目が見えなくなるのでランナーのまま塗りました。

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今回唯一の筆塗りになる銀色。

手持ちの塗料の中からメッキシルバーNEXTを。

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こちらの塗料は黒地の上からエアブラシ推奨ですが、黒い成型色の上から筆で擦り付けるようにして塗りました。

一層目はこんな感じ。薄く何回も重ねる事で筆ムラを回避。

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普通の銀塗料やペイントマーカーを使う際には素直に塗りましょう。

 

デカールを貼ろう!

今回はデカールを多めに貼ってみます。

ハイキューパーツさん、仕上げ屋さんの物を中心に使いました。

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デカールを貼る際、下地になる塗面は光沢がベスト。

つや消しだと表面が梨地になっているのでデカールが圧着せず、浮いてしまうことがあります。

 

スケールを考えながら、うるさくなり過ぎないように貼ります。楽しい!

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複雑な曲面が無いので、デカールをそのまま貼っても問題無いと思いますが、より馴染ませる為にマークソフターという物を使うのも良いです(僕は基本的に全箇所使ってます)

デカールを貼り終わったら一晩乾燥させます。

 

乾燥後、クレオスの缶スプレー スーパークリア (光沢)をデカール部分に吹き付けます。

つや消しクリアーでも構いませんが、この後スミ入れを行う際、つや消し面だとスミが滲んで取れなくなる恐れがあります。

 

スミ入れしてみる

スミ入れには油絵の具をペトロールで溶いた物を使用。

画材屋さんで購入出来ます。こういう用途では一生使い切れないと思うので一番小さい物を買うのがおすすめ。蓋付近も固まりやすいですし。

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最近はスミ入れ専用塗料も色々ありますが、油絵具は調色のし易さと、乾燥が遅くて拭き取りのコントロールがしやすい利点があります。

 

僕は大体、黒・白・茶の三色を混ぜた物でペトロールで薄めてスミ入れしています。

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 凹み部分に薄めた油絵の具をちょんちょんと。

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30分くらい乾燥させてから、綿棒乾拭きでもはみ出し部分は大体綺麗になります。

乾拭きで取れない箇所はペトロールを微量付けた綿棒や筆で拭き取りましょう。

左が乾拭きした状態。

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特にコートはしなくてもいいのですが、全体的にマットな質感にしたかったので、ここでクレオスのつや消しスーパークリアーを全体に吹きました。

これくらいパーツ一体のまま吹いています。

銀で塗ったパーツや、透明パーツは曇らせたくないので取り付けていません。

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チャンクの目は透明パーツになっていますが、勿体無い気もするけど不透明色で塗った方が眼力がUPします。

今回は白サフの上に蛍光イエロー(共に缶スプレー)を吹きました。

乾燥後、適当な黒ペンで中央を塗ります。

はみ出した箇所はタミヤのアクリル溶剤で拭き取ります(蛍光イエローはラッカー塗料なのでこの溶剤では溶けません)

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背中の謎の透明パーツは、裏からマッキーの青と、断面部分を黒で塗りました。

外から見るとこんな感じになります。

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やったぜ完成!!

といったところで、全パーツを組み上げて完成!!

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せっかく作ったんだからもっと見栄えの良い写真撮れって自分でも思います。

 

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まとめ

結局使った塗料は

  • 緑灰色
  • ライトグレー
  • 黒サーフェーサー
  • 蛍光イエロー
  • 白サーフェーサー
  • 艶ありクリアー
  • つや消しクリアー

と、7本の缶スプレーに筆塗り用銀の塗料。

 

こうしてまとめると「多いな、、」という印象ではありますが、黒&白サフ、ツヤ有無クリアーはいろんな用途に使えるのと、量もあるのでチャンクやウィーゴ数体は塗れると思います。

デカール貼らなければクリアーコート無しでもOKですし。

次に製作する際には、また別の塗料2色だけ購入し、他は今回の物を流用すれば1000円で収まります。

何事も初期投資と言いますか、一番最初に少しお金がかかってしまいますね。

 

塗料について少し補足すると、普通の白スプレーより隠蔽力が高いので白のサーフェーサーを使っています。

黒は普通の黒よりサフの方が薄く吹きやすい様に感じます。

共に完全にマットになるので好みはあると思いますが。

クリアーに関しては、クレオスの水性プレミアムトップコートが近年評判が良いのですが、僕はまだデータが残るほど使えていないので何とも言えません。

 

おまけの感想 

今回の方法は万人にとって「これがベスト!」では無いかもしれませんが、自分の経験上あまり間違いが無いと感じつつ、ストレス無く塗れる技法を紹介してみました。

缶スプレーの塗装にもコツはいるので、絶対失敗しないとは言えません。

エアブラシ&コンプレッサーも所有していますし、筆塗りで作り切る事もありますが、一番気楽&早く塗れる方法はこれかなあと僕は思っています。

 

実際作っててめちゃくちゃ楽しかったです!!

 

近年は完成見本として綺麗に作るか、成型色のまま組んで少しだけ色を足す作りが続いていました。

 

これは目と頭のラインをポスカ、顔のラインをペイントマーカーで塗っただけ。

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こういう本当に気軽なプラモ作りも楽しく感じていたのですが、今回全塗装してみて、改めてまた別の楽しさを痛感しました。

 

オンリーワン感が強まるのが良いのか。

手間暇かけて上手くいった時に快感を得ているのか。

思い当たる理由は幾つかありますが、そういう事考えるより先に感情がね、

「、、いいじゃん!!」

って前のめりに顔を出してきます。塗装ベリベリ楽しい。

 

元々全塗装が当たり前という感じで模型を作り続けてきましたが、まとまった時間が取れない事も手伝ってか、次第に億劫に感じる様にもなってて。

 

あと、塗装にまつわる作業って選択肢が多いんです。

「ツヤの有無」「汚し有無」「デカール有無」「塗料の種類」

どれを選ぶかで工程も変わるし。

 

「模型簡単に楽しめますよ」

とも言えますが、色々考え出すとかなり複雑です。

プラモ製作ガイド的な本も沢山出てます。やっぱり細かく一通り説明しようとすると、1冊や複数冊分になってしまうんですよね。

ブログの1記事やツイートの文字数ではどうしても伝えられる事に限界があります。

(長過ぎるとなかなか読んでもらえないですし笑)

 

僕は日本一、世界一凄い技術を有したいとは全く思ってなくて、近年はなるべく色んな人が再現出来る技法を模索してます。

少し専門的な材料を使う事もありますが、結果的にそれが楽だったり、効果があると思う技法を紹介しているつもりです。

 

模型の製作・塗装方法は人によって言う事がかなり違います。

そのせいで混乱する場面に遭遇する事もあると思います。

模型を始めたばかりで、色々分からないという方は

「自分好みの作品を作ってる人の話だけを聞く」

のも有効だと思います。ブレが最小限で済みます。

幾つか模型を完成させる過程で自分に合う技法、合わない技法、自分なりの最適値みたいなものが見えてくると思います。

 

ウィーゴのプラモでヤスリがけから「ちょい塗り」「缶スプレー」「エアブラシ」それぞれの手法で製作してるので、未見の方はそちらも是非御覧ください。

モデリズムのはてなのハウトゥ記事は、他の模型製作時にも参考になると思います。

moderhythm.hatenablog.com

 

でも、まずは久々の完全新規モデルなので、皆さんも「メカトロチャンク」是非作って下さいませ!笑


僕ももう一体、全く違う塗り方で仕上げるつもりなので、また記事にまとめますね。

 

長文お付き合いありがとうございました。

 

モデリズム/小林和史 Moderhythm / Kazushi Kobayashi

2019/01/11 記

メカトロチャンクのプラモを組もう!

メカトロウィーゴに続き、

モデリズムのオリジナルロボット

「メカトロチャンク」

がプラモになりました。

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ウィーゴ同様にハセガワさんからの発売です。

白い「オリジン」、緑の「フォレスト」。

2体セットで定価2400円。

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成型色が多色なので、そのまま組み立てるだけでもとてもカラフルに仕上がります。

(下画像のオリジンは目など細部彩色済み)

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今回は組み立てる上で、少しだけ注意して頂きたい点を書いておきます。

 

1. 球体ジョイントの組み立て

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主な関節には球体ジョイントが使われています。

左右合わせた後に、細めのピンで固定しますが、

画像の様に押し込むと、折れる事も無いと思います。

もし折れても各色2個予備あります!

他社から販売されている球体ジョイントを使っても良いかと。

 

2. 接着おすすめ箇所

 

この製品は、運転手以外接着剤無しで組み立てられますが、

接着しておいた方が安心して遊べるなーと感じた点をピックアップ。

接着剤は Mr.HOBBY.com/Mr.セメントS 辺りが使いやすいです。

昔ながらの貼り合わせタイプでも勿論OK。

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手首の甲カバーは、左右それぞれ一個づつしかありませんので

(金型に余裕無し。。)握り手と平手に付け替える際に、

カバーを移植する必要があります。

カバー以外の手首パーツを接着しておくと作業性が良くなります。

 

足首は動かす際にカバーだけが取れる事があったので、

少量の接着剤使うと遊びやすくなると思います。

 

太ももパーツ左右で挟み込む、Uの字パーツは前後があります。

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股関節のブロックも接着すると安心。

 

肩アーマーは、数少ないパーツの合わせ目が目立つ部分です。

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接着・乾燥後にヤスリがけ(600~800~1000番を順に)すると目立たなくなります。

 

3. ハッチ周辺

 

ここは幾つか注意して頂きたい点があります。

 

まず胴体前面のパーツ。

気にせず組み立てる事も出来ますが、

下画像の様に少し加工して頂くと、よりパーツの合いが良くなると思います。

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次に、ハッチを取り付けるアーム部分ですが、

本当に微妙にではあるのですが、右側が少しキツくなっています。

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もし軸が折れても、基部の凹凸と、他の3点の軸で十分ハッチの可動は楽しめますが、

予め下図の様に、右側の軸を少しだけ削って細くするか、

受け側を1.5mmのドリル刃を使って気持ち拡大しておくと安心です。

(軸が硬いままだと、テンションがかかり、ハッチが綺麗に閉まらない事があります)

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切り出したパーツは円柱部分をなるべく綺麗に処理して下さい。

 

こうして書き出すと「なんか難しそう、、」と思われるかもしれませんが、

ハッチの軸 以外は老婆心発動で書いたものですので。

きっと大丈夫だと思います!

 

ヤスリがけや塗装など、プラモ自体の作り方はこちらもご参照下さい。

moderhythm.hatenablog.com

メカトロウィーゴのイベントって?

メカトロウィーゴ関連のイベントは色々あります。

以前は個人でのイベント參加のみでしたが、

お陰さまでメーカーさんからの出展や

他の展示イベントなどへの參加が増えました。

 

2011年にガレージキットとして誕生したウィーゴですが、

まだまだイベント時に「初めて実物見ました」といった感じで

色々質問を頂く事も多いので、

一度ウィーゴ関連のイベントをまとめてみます。

なお、これらの情報は2018年3月時点のものです。

この先も開催されるかどうかは分かりませんので、

目安としてご覧頂ければと思います。

 

■ ワンダーフェスティバル / 2月、7月

・2018年は 2/18 と 7/29 開催

http://wf.kaiyodo.net/

(株)海洋堂主催のイベント。年2回開催。

 

個人で製作した「ガレージキット」という、

レジン製の組み立てが必要な模型販売がメインのイベントです。

入場料2500円。高いです。

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「モデリズム」名義で參加しています。

メカトロウィーゴなど、僕の新作はまずこのイベントで発表&販売します。

ブース写真は開場前ですが、1日で5万人程の人が集まる大きなイベントです。

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ワンフェス会場内には企業ブースがあり、

ウィーゴの玩具を作っている(株)千値練 も出展しています。

株式会社千値練 ー Sentinel co.,ltd

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メカトロウィーゴ関連の製品展示の他に、

皆さんのカスタムウィーゴを展示する

「みんなのメカトロウィーゴ」コーナーがあります。

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こちらは毎回90~100作品程の作品が集結する、

見応えたっぷりのコーナーになっております。

有難い事に2018年2月時点で8回も開催出来ました。

毎回開催出来るかは分かりませんが、次回アナウンスをお待ち願います。

 

セガワさんも一般ディーラーのエリアでブースを出されています。

イベント限定プラモの販売もありますので

是非チェックして下さい。

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■ 東京アウトサイドフェスティバル / 3月

・2018年は 3/24-25開催

http://outside-festa.com/

毎年3月末に開催。

入場無料。

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新宿公演で開催のアウトドア関連のイベント。

そこで何故か千値練さんが玩具を販売します。笑

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模型、玩具イベントでは無いので、全体的にのんびりしています。

大きなイベントで販売するには数が少ないといった、

過去の商品お蔵出しや、新作小物などを販売することが多いです。

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レジャーシート上で交流会や、塗り絵、似顔ウィーゴ絵など

ワークショップ的な催しもあります。

お時間がある方には特にオススメのイベントです。

好天を願いつつ、次回ありましたら是非。

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■ デザインフェスタ / 5月、11月

・2018年は 5/12-13開催 11月開催日未定

https://designfesta.com/

通称デザフェス。

入場料1000円。

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開場前の写真なので少し寂しいですが、沢山お客さんの集まるイベントです。

こちらも千値練さんが出展。

蔵出し商品やイベント限定モデルのウィーゴ、

新規小物類を販売しています。

お客さんの年齢層が若いので、新鮮な反応を頂く事も多いです。

どのイベントにもそれぞれ特色があり面白いです。

 

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色んな作家さんが、比較的手が出しやすい価格設定で

絵や立体などあらゆる物を販売されていますので、

ウィーゴ以外の作品も楽しめるイベントだと思います。

ワンフェスと違って、既存のキャラ物は基本的に無いです。

 オリジナルメインだと思います。)

 

■ 静岡ホビーショー / 5月

・2018年は 5/12-13開催

静岡ホビーショー

デザフェスと同日開催が多いイベントです。

入場無料。

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模型の町、静岡で開催される模型メーカーメインの展示会です。

プラモデルの 株式会社 ハセガ が出展

株式会社 ハセガワ

 

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シリーズが続く限り、毎回こちらで新製品のアナウンスがされるはずです。

 

各模型メーカー、展示がメインですが、

アウトレット的な商品販売をしているところもあります。

また、同時開催で全国から模型サークルが集まった

合同模型展示会があり、見どころが物凄く多いので毎年時間が足りません。

(静岡は、僕は遊びに行くだけで出展側としては參加していません)

 

■ 全日本模型ホビーショー / 9月

・2018年は 9/29-30開催

開催概要 | 全日本模型ホビーショー

入場料1000円

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プラモデル関連のホビーショーは5月の静岡、秋のビックサイトと

大きなイベントが2回あります。

こちらにもハセガワさんが出展。

メカトロウィーゴ関連の新製品アナウンスチャンスです。

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メカトロウィーゴカラーを販売して頂いている

ガイアノーツさん

ガイアノーツ - メカトロウィーゴカラーシリーズ

もブースを出されています。

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こちらのホビーショーも僕は出展側ではなく、一般客として見学しています。

 

■ SF gallery での展示

こちら、開催時期がまちまちなのですが、

今の所ワンフェス後の開催が多いです。

 

JR中野駅から歩いて7分程の場所にある、

SF DEPT.さん

https://www.sfdept.tokyo/

にて、これまでに数回イベントを開催して頂いております。

入場無料です。

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1/12メカトロウィーゴを用いた「カスタムショー」を皮切りに、

持ち込み版「みんなのメカトロウィーゴ」、

ワンフェス展示用に集まった作品を引き続き展示させて頂いた

「みんなのメカトロウィーゴ」延長戦など、

色々開催しています。

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物販部門のMHz SHOPでは、メカトロウィーゴ関連アパレル販売もあります。

m-hz.net

 

 

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例年、主だったイベントはこんな感じです。

他には各地で開催される模型の展示会に參加したり、

2017年11月に開催された

メカトロウィーゴのひみつ展 - モデリズムのはてな

のように、突発的なイベントが開催されることもあります。

 

初のメカトロウィーゴ店舗イベントが開催された、

トーキョーカルチャートbyビームス さんでも

また何か出来たらいいなあ。。と考えています。

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www.beams.co.jp

 

イベント時、僕はお客さんと話している事が多いですが

遠慮なく気軽に声をかけて頂ければと思います。

周辺にいるウィーゴユーザーさんも優しい方ばかりなので

一緒に楽しんで頂けると思います。

女性の方も多いです。是非いらして下さい~。

 

モデリズムのツイッターで、イベント情報や製品情報は常にお知らせしていますので、

こちらも是非チェックお願いします。

twitter.com

 

モデリズム/小林和史 Moderhythm / Kazushi Kobayashi

2018/3/26 記

 

追記 3/28

2018年の国内イベントを一覧にすると

 

2/18 ワンダーフェスティバル

2/23~3/4 SF DEPT. 「みんなのメカトロウィーゴ8」展

3/24~25 東京アウトサイドフェスティバル

5/12~13 デザインフェスタ

同日開催 静岡ホビーショー

7/29 ワンダーフェスティバル

9/29~30 全日本模型ホビーショー

11/? デザインフェスタ

 

今の所こんな感じです。

多分他にもお会いする機会があると思います。

 

メカトロメイトのつくりかた

メカトロメイトはレジンキットです。

ガレージキットとも呼ばれる、

レジンというプラスチックのような材質を

ゴム型に流し込んで、手作業で量産したものです。

 

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メイトは誰にでも作ることが出来る物にすべく、

シンプルな設計をしました。

慣れれば市販のプラモデルより簡単に

組めると思います!

 

細かく解説していくので長めの記事になりますが、

内容はそれ程難しくありません。

製作法は色々あるので、これが唯一ではありませんが

一例として見て頂ければと思います。

 

1. 洗浄

レジンキットは量産時に「離型材」が使われています。

あらかじめ洗浄しておかないと、接着剤や塗料を弾いてしまいます。

 

専用の離型剤落としが色々売られていますが、

たくさんレジンキットを作る人でなければ

持て余してしまうので、ここでは台所用中性洗剤と

クレンザーを併用してみます。

 

まずは100均などで調達したボウルに

(食用の物を併用するのはやめましょう)

パーツを入れたら食器用洗剤を適量かけ、

その上に沸騰したお湯を注ぎます。

よくかき混ぜて油分が落ちる様に祈りましょう。

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熱湯をかけるとパーツが柔らかくなります。

量産時にゴム型から外す際に変形してしまったパーツ

(よくある)は、これで大体矯正されます。

 

何となく15分位放置。お湯がまだ熱く、

触るとパーツが変形しそうであれば、水を加えて冷まして下さい。

 

パーツが固くなってる事を確認したら

不要な歯ブラシに洗剤とクレンザーを付けてゴシゴシ磨きます。

クレンザーくらいでは今回のパーツは傷付かないのでゴシゴシと。

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一通り磨き終わったら綺麗にすすいで下さい。

 

2018/05/24追記

しっかり洗浄したつもりでも、塗装をした際に

ペリペリ剥がれた、、という方も多いと思います。

まず上記の洗浄をした後、

思い切ってパーツ600や800番くらいのスポンジヤスリで

(数字が小さい程荒く、磨きやすい分、傷も付きやすい)

軽く全面磨いてしまえば、確実に離型剤も落とせると思います。

(その後再洗浄して下さい)

塗料の食いつきも良くなります。

最終的に全体を艶消しor艶有りクリアーでコートすれば 

ヤスリで磨いた際に少し曇った様に見える箇所も

気にならなくなります。

 

2. パーツの仕上げ

 

これがメカトロメイトの全パーツです。

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まず、ニッパーを使って不要な部分を大まかにカットします。

 

分かりやすくする為、ゲートと呼ばれる不要な部分を

オレンジで塗っています。

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大まかに切った後、更にパーツに近いところまでカット。

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その後はカッターでパーツの際まで丁寧にカットしていきます。

少しづつ慎重に。

腕の付け根の軸は、切り落とさないように注意して下さい!

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帽子パーツは裏側を綺麗に。

頭は帽子を取り付ける部分に薄い膜があるので除去。

襟パーツも裏側に不要な出っ張りがあるのでカット。

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こういった三角の出っ張りは、レジンに気泡が入らず綺麗に流れるよう

ゴム型にナイフで切り込みを入れた箇所に出来るのです。

完成後見えなくなる部分はざっくりとでいいので処理して下さい。

 

襟パーツは3mmのドリル刃を使って穴を開けて下さい。

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こちらのパーツはセンター(溝があります)で2つにカットして下さい。

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 あとは少し残ったゲート後と、

ゴム型の合わせ目に出来るパーティングラインを

ヤスリで綺麗にしていくのですが、

その作業はプラモデルの作り方と同じなので、

この辺の記事を参照して下さい。

 

ここまで下準備をしたら組み上げることが可能です。

組み上げる際には、こちらのパーツの向きにご注意下さい。

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■ 追記 ■

 

レジンキットは量産時にレジン、シリコン型が収縮する為、

原型とは微妙にサイズが変わってしまいます。

 

その為、メカトロメイトのボールジョイントや腕付け根など

そのまま組むとユルユルな場合があります。

 

そんな時はこちらのタミヤクラフトボンドをお使い下さい。

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ウィーゴの肩パーツなど、

取れやすいパーツの固定にもおすすめ。

速乾性の木工用ボンドみたいな物なので、

強く引っ張れば外せますし、

水溶性なので水で綺麗に落とすことも可能です。

 

メイトの場合、可動しない部分

(頭頂部の帽子、襟、ボールジョイント基部)は

瞬間接着剤で固定がおすすめです。

その他可動部の緩み対策にクラフトボンドを使います。

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ボール部分や、穴にちょんとボンドを付けて、あとはパーツを取り付けて下さい。

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ボンドが乾燥すれば緩みも解消されていると思います。

足りなかったらまたボンドをちょん付けで。

はみ出した部分は水を含ませた綿棒などで 拭い取って下さい。

 

3. 塗装

塗装をする方は、先程までの工作が終わったところで

再度中性洗剤+歯ブラシで洗浄しておいて下さい。

手の油分や削りカスを落としましょう。

 

「うすみどり」「おれんじ」はそのまま組むとこうなります。

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今回は成型色を活かして部分塗装で仕上げます。

大きめのマスキングテープをなるべくシワが入らない様に貼る。

爪楊枝で溝部分を押さえ、カッターの刃を新品にしてカット。

塗りたい部分のテープを剥がずとこうなります。

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 胴体はこんな感じ。

腕は2mm以下に切った細いマスキングテープを境界線に巻く。

その後全体を覆って下さい。

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塗装にはエアブラシを使用しました。

乾燥後、テープを剥がしたのが右画像。

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お好みの缶スプレーで塗るのも良いと思います。

勿論全部筆塗りでも。

その場合はマスキングしなくても良いかもしれません。

 

頭の帽子もエアブラシを使いましたが、

ヘッドフォンや手足のラインは筆塗りです。

ラッカー系塗料を少量小皿に取り、

リターダー(塗料の乾燥を遅らせてムラが出にくくなる)を

少量混ぜて塗ります。一回塗りが左画像。

色によりますが、4回位重ねれば下地も透けないかなと。

目はポスカを皿にとって面相筆で。

はみ出した時は水かタミヤアクリルシンナーを綿棒等に含ませて拭き取る。

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最後に艶消しクリアーの缶スプレーで全体をコートしました。

筆ムラが目立たなくなるのと、質感がちょっとかわいくなります。

(艶有りも勿論良いですが、筆ムラは目立ちます)

 

下画像、左端のスプレーを愛用しています。

缶スプレーはお湯で温めると圧が高くなって綺麗に吹けます。

オレンジキャップの物がリターダー。

今回使った筆は文盛堂の面相筆。

あと塗料皿。筆や皿はお好みで選んで下さい。

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こんな感じで、これだけ塗装しました。

1日で2体塗れました。

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使ったカラーは!

メカトロウィーゴカラーを多用しています!(CM)

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ガイアノーツさんから現在8色発売中。


実は今回の成型色「うすみどり」「おれんじ」は

メカトロウィーゴカラーの同色を元に作ってもらいました。

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「あいぼりー」はレジンの元々の素材色なので、

顔部分を塗装する際には、ウィーゴカラーの「あいぼりー」に

白を足して色味を似せて塗っています。

他のカラーは市販品のままです。

ウィーゴカラー以外の塗料も、サフ以外はガイアノーツの市販品のまま。 

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といった感じで。

細かく説明した事で、逆に

「大変そう、、」と思われそうでヒヤヒヤですが。

大丈夫ですきっと。

 

是非お試し下さい! 

 

©︎ モデリズム / 小林和史

©︎ MODERHYTHM / Kazushi Kobayashi